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ほぼ雑記、日記。思いついたこと、気になること、ニュース、小説、音楽、ゲームなどなどてけとーに書いていきます。

雨読

 

本日曇天なり。

 

帰宅中も生憎の大雨。今朝バスに揺られながら「...今日はハーモニーのBlu-ray借りてやる...」と誓いをたてたものの豪雨には勝てず...まあぶっちゃけ忘れていたんですけどね(´・ω・` )

 

ハーモニーと言えば彗星の如く日本SF界に現れ、惜しくも若くして亡くなった伊藤計劃著作。鬼才を発揮して短命で亡くなるというのも、なかなかカッコよすぎる、このままでは平々凡々と生きそうな自分としては羨ましいところである。虐殺器官も今年にアニメ化されるので楽しみだ。まずはハーモニーを見ておかないとだが(´・ω・` )

 

僕が伊藤計劃を知ったのは、KONAMIから独立し今年のE3で新作を発表した小島秀夫のMGSVがきっかけだ。文芸誌で知った、出始めの頃から注目していた、という訳ではないところが実に月並みでしょぼい。

 

MGSVに影響され読んだ本は他にもある。ジョージ・オーウェルの『1984年』は作中にて名前が登場したこともあり、気になって読んでみた。なかなか読むのに時間がかかってしまったが、二重思考や思考警察、ニュースピークとなかなか興味深い内容だった。巻末にニュースピークという架空の言語についてまとめてあるのは驚いたし、ここまでやるジョージ・オーウェルも変態だと思う。

 

MGSVがハーマン・メルヴィルの『白鯨』を下敷きにしているとも聞き、とりあえず『白鯨』の上巻も買ったりした。が、こいつは正直なところ全く手をつけられていない。最近は積みゲーならぬ積み本が増えてしまっているのだが、『白鯨』は上下巻合わせるとなかなかの分量だし、ハイデガーの『存在と時間』の研究書なんかも新たに買ってしまった状況なので果たして読了するのがいつになるのやら...

 

晴耕雨読なんて言葉があるけど、現代人は晴れていようが雨だろうが労働しなくちゃならない。だから積み本なんて生まれる訳で、大学を出る時に生涯学習と誓ったものの現実は非情である。

 

ただまあ、雨が降った日ぐらいは帰宅してから読書なんてのもいいかもしれない。とか言った今日も読書出来ていないんですけどね(´・ω・` )