親知らずが生えてきて
親知らずが生えてきたよ〜、怖いから歯医者にはいかない〜
怖いとかそういうのじゃなく、単純に仕事に支障が出そうで親知らずを抜けに行けていない僕です、どうもこんちは(´・ω・` )
遥か太古からの名残りとは言え、親知らずほど迷惑なものはないですね。稀にまっすぐ綺麗に生えてきて抜かなくても良い人もいるそうですが、まあクソ凡人の僕は例に漏れず、どうやら抜歯しないといけない感じですちくせう...
そんは親知らずはともかく、今日もバスに揺られて帰路についているわけですが、隣に座っている人を見ると、なにやら知り合いに似ている。
それも小学生時代の友達です。よく遊んでいたのを憶えているんですが、まあ段々疎遠になりまして近況とかはサッパリなわけです。だから似てるなぁと思ってもイマイチ声をかけるに至らない...
いや昔の友達なんだろ声かけろよ、と思う人もいるだろうし、僕もそうしたほうが良いのかしらとも思ったりする。でもそこに至らない、決定打に欠けるのは、子供の頃の友達それも小学校の時の友達はちょっと特殊な関係だからと思うからです。
いまから新たに友達を作るとすれば、当然気があったり趣味があったりするような人になるかと思います。しかし子供の頃の友達関係はもっとざっくばらんというか混沌としてますよね。少々気が合わなかろうが家が近所だから遊ぶとか、変わった奴だけどそこまで実害がないしいっか〜みたいなことはあるのではないでしょうか。
正直僕の小学校時代の友達は、いま思えば変わってる奴が多かった。でも子供だからお互いの違いに鈍感で、共存出来ていた部分はあったのかなと思います。無垢故の繋がりと言うべきかな。ただそうは言っても数年するとその違いが大きくなって、性格の合う合わないや、そもそも進む方向でバラバラになるわけで。件の友達なんか、いまどんな生活、状況なのか聞くのが怖いなぁ...ってところが正直なところです...
クソ凡人ながらも僕は、大学を出てなんだかんだ働き出して、スーツなんかきちゃって。ただその一方で旧友はあまり良い格好ではないだろう服装で、色あせたアディダスの肩かけバッグを持ってて。お互いが置かれている状況の違いに僕は愕然としながらも、あんなに遊んだじゃないか!と過去の楽しい思い出はハッキリと思い出せて。そんなことを感じ考えると声なんかかけれず、ただ彼が降りる停留所で出られるように無言で通路をあけました。
親知らずが生えてきて、顎いてーななんて思いながら仕事してる一方で、旧友は昔と同じような姿だった。違えた道に愕然としながら、思い出の感傷に浸る、今日はそんなどうしようもない1日です。